NHK大河「真田丸ー第33話 動乱 」徳川家康が批判されていたはずなのに、なぜか石田三成が敵視されていた。政治って怖い。

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徳川家康と前田利家の両頭で豊臣政権を支えるという秀吉の構想はもろくも崩れ去ります。秀吉の死後、徳川家康は、大名同士が勝手に婚姻を交わすことを秀吉に禁止されていたにもかかわらず、伊達政宗の長女と家康の六男、福島政則の養子と家康の養女、蜂須賀家政の嫡男と家康の養女・万姫の縁組を進めていきます。これに怒った前田利家は徳川家康の五大老除名を訴え対立し、諸大名が前田・徳川両家に集結する騒ぎとなりました。利家側には上杉景勝、毛利輝元、宇喜多秀家の三大老と細川忠興、浅野幸長、加藤清正、加藤嘉明それに五奉行の石田三成が付きました。家康も人望厚い利家相手に対立するのは得策でないと判断し、秀吉の死後、約半年後に四大老と五奉行の9人と家康とが誓紙を交換し両者は和睦。家康は向島へ退去します。(利家が死ぬまで待とうホトトギス)

家康は病状が悪化し病床に臥している前田利家を見舞うべく大阪を訪れます。家康はその夜、藤堂高虎の屋敷に宿泊します。石田三成はこれを好機ととらえ、五奉行小西行長、前田玄以、長束正家、増田長盛に家康襲撃を提案しますが、藤堂高虎の屋敷の警備が厳重である事と、徳川家康の元には家康陣営に懐柔された武断派の武将たちが集まっていたので、反対され襲撃を断念します。

武断派はもともと、反徳川だったのに、、、

秀吉子飼いの福島正則、加藤清正、池田輝政、細川忠興、浅野幸長、加藤嘉明、黒田長政の7名は七将と呼ばれています。この七将を始めとする武断派は、もともと朝鮮出兵の査定に不満があり、石田三成派に恨みを持っていたとされています。朝鮮出兵では出兵にかかる費用と人夫は大名の負担であり、負け戦であった朝鮮出兵で出兵した大名に残されたものは重税と徴兵により疲弊した領民と借金でした。そして、朝鮮出兵を免れた徳川家康は各大名に金を貸すなどして恩を売る事ができました。不満は石田三成に集中し(全部秀吉のせいですよね?)、感謝は徳川家康に集中したということでしょうか。どちらにせよ、豊臣子飼いの七将は、海千山千の徳川陣営に、まんまとはめられ、気がついたら徳川家康の豊臣政権乗っ取りに加担する事となります。

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