NHK大河「真田丸ー第31話 終焉 」前代未聞の大出世を遂げた天下人の最期

豊臣秀吉戦国時代を平らげ天下を統一、百姓(諸説あり)から天下人へと大出世を遂げた秀吉も、老いと病には勝てず最後の時を迎えようとしています。この秀吉の死因は明確な記録が残っておらず、現在も不明とされています。死因がわからないため、大腸ガン、脳梅毒、赤痢、腎虚で亡くなったなど様々な説が唱えられています。これらの病気はどういう症状が出るのでしょうか。ちょっと調べてみました。

末期の大腸ガンの症状

食欲不振、脱毛、匂いの変化、味覚がなくなる、下痢、手足のしびれなどがあります。

脳梅毒の症状

梅毒の末期(感染後10年以降)に現れる梅毒性の脳膜炎。記憶力の低下、怒りっぽくなる、不安を訴えるなどの感情障害があらわれ、重度の痴呆状態になり死に至ります。

赤痢の症状

赤痢菌により引き起こされ、下痢、発熱、血便、腹痛の症状を伴う感染症です。日本では重症例が少ないですが、体力のない高齢者は重症化することもあります。

腎虚の症状

漢方医学の病名で、精力減退、耳鳴り、めまい、脱毛、不安感があり、進行すれば腎炎、前立腺ガンなどを発症し結果として死に至るとされています。

秀吉の病状

秀吉が催した盛大な醍醐の花見(1598年3月)の後、秀吉の体調が悪化していきます。下痢、腹痛、食欲不振の症状があり、無意識のうちに失禁することもありました。漢方が処方されましたが、効果がありませんでした。秀吉を見舞った、宣教師ロドリゲスは病床の秀吉をこう表現しています。「干からびたかのように衰弱しておりぼろぼろになっている。まるで悪霊のようで人間とはおもえない。」

秀吉は8月18日に亡くなっているので、わずか半年足らずの期間に急激に衰弱してやせ細って亡くなったということになります。病状の進行が早かったことや、秀次事件の異常さなど、もろもろの要因がたくさんの病名の憶測を生んでいるという事でしょうか。真田丸では、秀吉の味覚が変わって、寧が作ったお菓子がまずいといって食べないところが描かれていましたね。これは、大腸ガン説を採用したという事でしょうか?それにしても、天下人の死亡原因の記録が残っていないのは不思議ですね。

秀吉が制定した五大老五奉行について

今回の真田丸で対立の様相を見せている、五大老五奉行(特に徳川家康と石田三成)については NHK大河「真田丸ー第30話 黄昏 」秀頼の行く末が心配でしかたがない秀吉が行った政策 に書いています。

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