NHK大河「真田丸ー第20話 前兆」ちまたの噂になった鶴松は秀吉の実子か否か?

真田丸19話では、茶々が秀吉の側室となりました。やがて茶々の懐妊が知らされると、その子どもは秀吉の実子ではないのではないかという噂が巷で広がりました。当時子どもが出来ないのは女性の問題とされていましたが、10人以上の側室(出産経験のある女性を含む)と、側室でなくても女好きで有名だった秀吉に実子がいないというのは、原因は秀吉側にあるとするのが自然です。

茶々が生んだ鶴松の前にも、秀吉の側室南殿(諸説あり)が秀吉の実子とされる石松丸(6歳で夭折)と姫(名前不詳)を生んだという説もありますが、これもあまり詳しい事は分かっていません。

茶々はどのようにして懐妊したのか?

鶴松実父として複数の男性の名前が上がりますが、鶴松懐妊前に、茶々が神仏に祈祷して子どもを授かる「参籠(さんろう)」をしていた事が分かっています。祈祷が頂点に達した時に、子どもを授かる儀式です。平たく言うと、祈祷者の誰かと性交渉する事によって妊娠するという代理父親制度です。神仏から授かった子どもという事になるのでしょうが、秀吉はそれで良いのか?というのが懸念点です。茶々の最初の子ども鶴松の時の参籠は秀吉の公認だったとか。参籠によって茶々が懐妊したのか、愛人との間にできた子なのかどうかは分かりませんが、茶々の懐妊の報を受け秀吉は大いに喜び、産所として淀城を茶々に与えます。この後、茶々は淀殿、淀君と称されるようになります。(少し離れた別の場所に築かれた淀城と区別するため今は淀古城と呼ばれています。)秀吉は鶴松を溺愛し、生後四ヶ月で後継者として大坂城に迎え入れますが、わずか3つで夭折してしまいます。

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