前回までのお話では、真田家が雇い主の超大企業の武田家が倒産したので、零細企業に戻ってしまった経緯が描かれていました。領地に戻った真田昌幸はこれから、独力で生き残っていかなければなりません。とはいえ、小さい勢力が有利な条件を保ちつつ生き残るのはほぼ不可能と思われる状況です。劇中、小県群(ちいさがたぐん)の領主が集まって社長の寄り合いみたいな会合をやっていましたが、全員社長なので方向性バラバラでまとめるのも大変そうでした。織田信長がすぐそこまで迫っている中で、戦々恐々とした状況だったと思われます。真田昌幸さんは根回しも策略も他の社長と比べると何枚も上手の印象の第3話でしたね。
1582年の桜が咲く頃の勢力図はどうなったの?
織田軍が破竹の勢いで侵攻しているので、信濃の勢力図は大幅に変化しています。旧武田領はほぼ織田勢の手中にあります。小県郡は風前の灯火です。(3話では室賀の領民が山が燃やされて、真田領に薪を盗みに来ていましたが、戦火はそこまで来ているのですね〜)ここまでの甲州征伐は織田信忠(信長の息子)が大将で進めていましたが、春には織田信長がとうとう信州方面まで出てきます。ここで、真田昌幸と会うという展開です。
真田昌幸・信繁(幸村)親子、信長に会うために諏訪へ
前話の最後に、真田昌幸と信繁は信長に謁見するために諏訪に出立しました。諏訪ということは「法華寺」がメインで4話は展開しそうですね。ここでの重要なシーンは信長にボコボコにしばかれている明智光秀です。この後、信長は京都の本能寺で明智光秀にあれされることになります。あれですあれ!真田家にとっては、はた迷惑な話ですよ!
徳川家康は三方ヶ原の戦いで武田に惨敗している
真田昌幸と信繁が、この後何度も戦火を交える宿敵である徳川家康はドラマの構成上ここで絡む予定のようです。1572年(ドラマの10年前)の三方ヶ原の戦いにて徳川家康は武田信玄に散々に打ちのめされて、這々の体で逃げます。そう、うんこもらしながら。なので、昌幸の目線では家康は弱いやつと映っているはずです。(昌幸はうんこの件知らないかもねw)家康は、敗戦の戒めとして徳川家康三方ヶ原戦役画像(通称「顰像(しかみぞう)」)を描かせたと言われています。(図)
同盟には人質が必要
織田家との同盟には人質が必要です。真田家の誰かが安土に人質として送られることになりそうです。「安土になど行きとうない!」って予告編で言ってた人だろうね。
さて、余談ですが長男信之の嫁が気になったので調べてみたら、真田信綱(昌幸の兄)の娘を正室として迎えていたようです。信之にとっては従妹ですね。今後、有名なあの女性が登場しますが、この正室はそのときどうなるのでしょうねぇ。
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