関東屈指の土の城 北条氏の巧みな縄張りが残る滝山城

滝山城

滝山城は1521年山内上杉氏の重臣大石定重が築いたとされます。川越夜戦で上杉朝定が北条氏康に敗れた後、当時の城主であった大石定久は北条氏の軍門に下り、以後、北条氏の城となりました。しかし、滝山城が存在すれば起こっているはずの戦の形跡が無い事から、1563~1567の間に築城されたという異説もあります。

滝山城 本丸 虎口
滝山城 本丸 虎口

1569年に武田信玄が北条領地に攻め込んできた時、武田氏の別動隊小山田信茂隊に三の丸まで攻め込まれてしまいます。落城は免れたものの、滝山城(比高約70m)の防御力が不足していると認識され、より標高の高い深沢山(比高約240m)に八王子城を築城し、移転後滝山城は廃城となりました。

滝山城 縄張り図 看板
滝山城の看板の縄張り図

滝山城 大手通り

滝山城の遺構は非常によく残っていて、整備も行き届いているので散策も快適です。大手口から少し歩いただけでも、複数の曲輪が通路を攻撃できるようになっています。

滝山城 小宮曲輪の堀
滝山城 小宮曲輪の堀

大手口から左に入って行くと、小宮曲輪の堀の中を歩くことができますが、ここもかなり掘り込んで作られていて迫力がありますね。現地の看板によると、小宮曲輪は北条氏家臣小宮氏の屋敷があった曲輪と考えられているそうです。

滝山城 千畳敷

滝山城 曲輪

大手道の方に戻り、まっすぐ行くと少し開けた感じになり、大きめの曲輪が多くなり、それぞれの曲輪が違う高さに設置されています。千畳敷曲輪の向かいにある二の丸は高かい位置にあります。

滝山城 土橋
滝山城 土橋

滝山城 本丸 大堀切

本丸は、かなり深めの堀切で分断されています。現地の看板によると、この深い堀切も当時はもっと深かったそうです。本丸から堀切に下りる階段を見ると、深さがよくわかります。

滝山城 本丸 階段

滝山城 木橋

今は、本丸と中の丸とを繋ぐ復元木橋が架かっていますが当時は曳き橋だったと考えられています。曳き橋は八王子城にもありますね。

滝山城まとめ

滝山城 本丸からの眺め
滝山城 本丸からの眺め

滝山城 石碑滝山城は低い山に築かれて、あまり広い山城ではありませんが、北条氏の縄張りのおかげで、全体を見てまわるには結構な時間がかかります。堀、虎口、馬出しなど、攻め手が前進するごとに死者続出するだろうと言う仕掛けが隅々まで張り巡らせてあり、それだけで疲労困ぱいです^_^

滝山城 堀
滝山城 堀

訪問時はまだ草が青々としていたので、次回は冬の滝山城にて、もう少し良く地形を見て見たいと思います。

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お城データ

 
お城名
武蔵滝山城(むさしたきやまじょう)
お城別名
滝山城
概要
1521年に山内上杉氏の重臣大石定重が築き、後に北条氏の城となった山城。
所在地
東京都八王子市高月町
アクセス
京王八王子駅・JR八王子駅北口から「戸吹(ひよどり山トンネル経由)」行きバスで約20分、または拝島駅から西東京バス杏林大学行き乗車約15分、「滝山城址下」下車徒歩5分
駐車場
29台
午前8時~午後6時(但し11月1日~2月末日は午後4時)
オフィシャルサイト

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