南朝方井伊家最後の砦であった大平城(おいだいらじょう)

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大平城は浜松市北区にある南北朝時代の井伊家の山城です。灰木川を天然の要害とし、堅固な城郭の佇まいを現在にも色濃く残しています。大平城の入り口には、比較的大きめのパーキングと大きな看板があるので、非常に分かりやすいです。

最後の砦大平城

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oidairajyo-yashiro2大平城は井伊氏本城である三岳城の東を守る支城でした。築城年代は不明ですが、記録に登場するのは南北朝時代、井伊氏が北朝方と戦っていた頃となります。井伊家12代目当主井伊道政が南朝方の皇子であった宗良親王を守護し北朝の主力大名足利尊氏の配下と戦っていましたが、支城を次々落とされ、本城であった三岳城も落とされた後、1340年(暦応3年)1月に大平城に籠って北朝勢力と7ヶ月にわたり激戦を繰り広げました。しかし、高師泰と仁木義長の猛攻に耐え切れず大平城は落城、宗良親王は信濃へ落ち延びました。大平城の落城を機に、井伊氏は北朝勢力によって討滅されます。遠江での南北朝対決は、北朝方に軍配が上がり、南朝方についていた井伊氏は滅亡は免れたもののしばし、歴史の表舞台から姿を消します。

余談ですが、、、五体力神社の由緒がちょっとオカルト

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oidairajyo大平城の駐車場から急な階段を登っていくと、小さな社のある五体力神社があります。この神社の入り口には五体力神社の由緒を刻んだ石碑があります。それを要約すると、「大平城での悲壮な戦いで散っていった兵士達の魂がいまだ鎮まっていないと思われる奇異な事態が次々と発生したため、大正八年に五勇士をはじめとする戦死者の霊を供養するために本殿を建立した。」とあります。

、、、というか、1338年に亡くなった人の霊を581年後に弔うって時間かかりすぎでしょっ!「次々起こった奇異な事態」って何!?詳しく聞きたくてしょうがないよっ!

そして、肝心のお城レポートなんですが、、、

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oidairajyo-shiroenomichi神社の脇から入る道こそ、わかりましたが、すぐに道が草で覆われて見えない状態になりました。これはちょっと想定外。装備不足のままちょっと登って行きましたが、あえなく撤退(汗)草刈りされて登りやすいタイミングでもう一度行ってみたいです、、、

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お城データ

 
お城名
大平城(おいだいらじょう)
概要
南北朝時代の井伊家の支城。北朝軍により三岳城が落城し井伊道政は宗良親王とともに大平城に逃れて立て籠もったが、仁木義長の軍によって落城した。
所在地
静岡県浜松市浜北区大平
アクセス
天竜浜名湖鉄道「フルーツパーク駅」より徒歩35分
駐車場
あり