高崎城散策
1.高崎城址のランドマークといえば、お濠端通りと大手門通りの交差点付近にある、模擬石垣と移築櫓と移築門です。模擬石垣の上に据えられた乾櫓(県指定重要文化財)は元、本丸にあった4基の櫓の内の一つで土塁の上にあったものです。明治初期に農家に払い下げられていたものをこの場所に移築復元してあります。
2.そしてその隣には、在城当時の通用門であった東門(市指定重要文化財)があります。こちらも農家に払い下げられていたものが移築復元されています。しかし、高崎城絵図に描かれた東門とは形状が違う事から、藩主居宅の門との説もあります。
3.乾櫓から南に向かって歩くと、現在の高崎市役所があります。市役所周辺は三の丸にあたるエリアで、現在は廃寺となった威徳寺(いとくじ)と現在は下横町にある興禅寺がありました。
4.城址公園の土塁は上を登って歩く事ができます。所々の木々が紅葉してちょっと綺麗です。土塁の上から水堀を見下ろすことができます。
7.高崎公園から延びる遊歩道から高崎城の南西を守る烏川の河原に降りる事ができます。烏川の水は濃い青で本当に綺麗です。
8.城の南端から本丸の方まで7分程度歩きます。景色もきれいなので、お時間のある方にはオススメのルートです。河原から本丸までの高低差は3mくらい?
9.歩道橋から本丸方面を見渡せるかと思いましたが、建物が高いのでよく見渡せないですね。
10.NTT東日本のある位置が本丸のエリアです。歩道より少し地面が高いのでこの高さが元の高さでしょうか。
11.中央図書館の前に本丸掘りと二の丸堀を結んでいた石垣水路と石樋が移築復元されています。
12.高崎城北辺の土塁と堀もきれいに残っています。高崎郵便局の北側の堀の一部は遊歩道として整備されています。
冬の夜にはイルミネーションが美しい
☆「高崎光のページェント」開催中は城址公園のお堀などでイルミネーションが点灯します。なかなかきれいな光景です。
開催期間:2017年11月23日-2018年1月8日
時間:17:00-22:00(金・土・日は24:00まで)
高崎光のページェント
http://www.takasaki.fm/hikari/
高崎城まとめ
高崎城は市街地に飲み込まれてしまっているので、お城の遺構といえば乾櫓周辺のみしか見どころが無いかと思いきや、土塁や水堀がよく残っていて、あまり広大な城ではないため縄張りをぐるっと歩いてもさほど疲れません。そしてなにより、景色が綺麗です。実は、高崎城はサクッと終わらせて近くの城に行こうと思っていたのですが、周辺の土塁や烏川の河原を散策は楽しく時間が予定より長くかかってしまいました。お城の散策時間は3~4時間ほど。この後、高崎城の書院が移築されているという長松寺を訪れる事にしました。その様子は「高崎城番外編 高崎寺社巡り」にて。
出典
- 高崎市教育委員会文化財保護課『高崎城下町探訪ー歴史と文化財ー』
- 高崎城址 | 高崎市
- 高崎城 – Wikipedia
- 高崎城(たかさきじょう)とは – コトバンク
- 高崎光のページェント