香取の海最西端の城
松ヶ崎城の近くにある手賀沼は、江戸時代初期まで牛久沼、印旛沼、霞ケ浦と一体となった香取の海と呼ばれた大きな内海の一部で、松ヶ崎城の際まで水が迫っていたと考えられています。調査により曲輪、土塁・空堀、虎口、土橋、もの見台、台地全体に地下遺構として門跡、柵跡、溝が発見されていますが、船着き場は未発見です。もし松ヶ崎城が津のある中世城郭だったとしたら非常に珍しい遺跡となります。
松ヶ崎城の東側にはお不動さんが祀られていました。
沼のほうへの出入り口はここだったんでしょうか、かなり急な斜面に古い石畳の階段がありました。(写真撮り忘れ、、、)
現在の手賀沼
現在の手賀沼は松ヶ崎城から大堀川沿いを歩いて約20分ほどの距離にあります。
市民憩いの城
現在の松ヶ崎城は整備の行き届いた公園です。3月初旬の訪問時は河津桜が満開で、家族連れでにぎわっていました。子どもたちにとって、中世のお城跡はとても楽しい遊び場ですよね。史跡が身近にあるというのはとても良いなと感じました。